佳兆
(かちょう)
32号から
リトアニア特集号
Jarina Karosevicite
Juozaqas Jurevicius
リトアニアにいらっしゃった刀匠・・・・・・現実あるいは神話
ヴィタウタスマグヌス戦争博物館
リトアニアでは、たいていの人がバスケットボールと日本刀について聞いたことがあります。しかしながら日本刀を実際に間近で見たことがある人はあまりいません。カウナス在住のFuminori Nobe(野場文則)さんの尽力により刀を実際に見てみたい、というリトアニア人(特に男性の方々)の願いは叶えられることになりました。Nobaさんはヴィタウタスマグヌス戦争博物館にご自身のコレクションを9ヶ月に渡って展示されただけでなく、展示イベントの閉幕時には刀匠のKunihira Kawachi(河内國平)氏と奥様のAyakoさん、そしてKawachi氏の門下生であるTaro Kunihira Takami(高見太郎國一)氏そしてJirou Kumieti Kiyota(清田次郎國悦)氏を招聘し、見物客を驚かせました。Kunihira氏は15代目Kunisuke Kawachino-kan(河内守国助)です。
氏は38年にわたって日本刀の製作に携わってきました。
Kunihira Kawachi氏は日本で最古とされる日本刀の修復をおこないました。その中にはFujinoki(藤ノ木)古墳より出土した刀も含まれます。
日出ずる国より来られた刀匠たちは彼らの経験を私たちと共有することにより、日本刀とその製作法を紹介し、またリトアニアの刀鍛冶の人々と交流するためにやってきました。
そのうちの一人は完全なる師範であり、残りの二人は彼の弟子です。(しかしながら彼らも師範の地位に限りなく近い地位にあります)私たちの全てにとって刀鍛冶による日本刀の製作工程を見学することは興味深い物でした。
刀鍛冶たちは特別な白い装束に身を包み、日本から持ち寄った鉄板に名前を切り込み、このイベントに実現に尽力した人々にそれを配布しました。
刀の製作の体験イベントに参加した子供たちも喜んで自分の名前の入った鉄板を受け取りました。リトアニアの刀鍛冶の人々は少しはにかんだ様子でしたが、このイベントを楽しみました。また、次回には日本の刀鍛冶の人々を彼らの仕事場に招待したいと考えました。カウナスそしてその他の町からこのイベントに来られた人々によって日本の刀鍛冶の存在は末永く記憶されることでしょう。